＜焦点＞
▼２７日、ソニーが前期連結決算を発表
ソニーは２７日、２０１８年３月期連結決算を発表する。構造改革や市況の改善などにより金融や音楽など複数の事業分野で採算が改善しており、最終利益は前期比６．５倍の４８００億円の見込み。本業のもうけを示す営業利益も２．５倍の７２００億円の見通し。２０年ぶりの最高益となる。売上高は、１２％増の８兆５０００億円。ゲームや携帯分野で減収となるが、好調な金融、音楽が補う。「復活ソニー」を象徴する好決算になりそうだ。１日には吉田憲一郎氏が社長に就任し、新体制がスタート。新たな経営方針も注目される。２７日、日立製作所やホンダ、日本航空、そして不祥事を起こした神戸製鋼所も決算を発表。大手企業の前期決算と今期予想の発表が本番を迎える。
▼２５日、武田薬品工業の正式買収提案の期限到来
武田は２０日にアイルランド製薬大手シャイアーへの買収提示額を約６．７兆円に引き上げたばかり。買収提案の期限は延長される可能性も。
▼２６日、積水ハウスが株主総会
マンション用地の詐欺事件を受けて、米議決権行使助言会社が阿部俊則会長らの取締役選任に反対推奨しており、紛糾も予想される。
▼２６、２７日に日銀金融政策決定会合
現行の超低金利政策は継続する見通し。新たに副総裁となった雨宮正佳、若田部昌澄両氏の姿勢が注目される。
▼２７日、神戸製鋼所が決算発表
製品データ改竄（かいざん）の２０１８年３月期業績への影響は軽微にとどまる見通し。一方、１９年３月期は先行き不透明を理由に予想を開示しない可能性がある。
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【４月２３日、月】
＜国内予定＞
▽１０：１０ 日銀、国債買い入れオペ、残存期間１年超５年以下
▽１５：００ 第一生命ＨＤ、１８年度運用計画
＜海外予定＞
▽米中古住宅販売件数（３月）
▽仏大統領が訪米（２５日まで）
▽ユーロ圏製造業ＰＭＩ（４月、速報値）
▽企業決算＝アルファベット、ＵＢＳ