宇宙空間到達 28日に再挑戦 北海道のベンチャー

 北海道大樹町の宇宙ベンチャー、インターステラテクノロジズが28日、自社開発の小型ロケットMOMO(モモ)2号機を町内の実験場から打ち上げる。昨年7月に発射した1号機は、目標とした高度100キロを超える宇宙空間に到達せず、改良を加えて再挑戦する。同社は有料観覧席を用意し、大樹町もパブリックビューイング会場を設ける。

 1号機は発射の約70秒後に通信が途絶え、エンジンを緊急停止させた。同社によると、機体が回転を抑えきれずに破損し、通信トラブルが起きたとみられる。2号機は制御方法を変更し、機体の強度も約3倍に高めた。

 同社はインターネットを通じて資金を募るクラウドファンディングを活用し、今回は924人から目標額の2700万円を上回る約2840万円を集めた。