体調異変で自動運転に切り替え 静岡の自動車関連企業がシステム研究 (1/2ページ)

ドライバーの体調不良を察知し自動運転に切り替えるシステムのデモ機(手前)とKYOWAエンジニアリング・ラボラトリーの太田恭平副社長=静岡市駿河区
ドライバーの体調不良を察知し自動運転に切り替えるシステムのデモ機(手前)とKYOWAエンジニアリング・ラボラトリーの太田恭平副社長=静岡市駿河区【拡大】

 自動車の速度メーターなどを製作する、従業員89人の静岡県内企業が、体調の急変で車の運転が難しくなるとボタン1つで自動運転に切り替わるシステムの開発に乗り出した。大手の各自動車メーカーが自動運転技術の研究開発に力を入れる中、中小企業の側からそれを支援するシステムを開発し売り込んでいこうという試みで、自動車産業を支える部品メーカーの新たな生き残り策として注目を集めている。(石原颯、写真も)

 同システムの開発を進めているのは静岡市駿河区に本社を置く「KYOWAエンジニアリング・ラボラトリー」。もともとは自動車の速度メーターなどを作る部品会社として平成4年に誕生したが、あらゆる機器がネットワークにつながる「モノのインターネット(IoT)」の技術にいち早く目をつけ、スマートフォン内蔵カメラを使ってドライブレコーダーとして機能させるスマホ用アプリの販売などで業績を伸ばした。

 同社が開発した自動運転切り替えシステムのデモ機では、センサーのついたスターターに指を置き、数秒するとエンジンが起動し、速度表示などとともに心拍数が車載メーターに表示される。心拍数が下がると、警告を発し、ボタンを押せば自動運転に切り替わる仕組みだ。

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