【トップは語る】ISN代表取締役CEO・グェン・ハ・フンさん(39)


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 ■住居仲介で日本のベトナム人支援

 --ベトナムに進出した日系企業に対して、不動産の仲介、管理を手掛けている

 「2010年の創業以来、『ベトナムハウジング』の屋号で事業を進めてきたが、現在、常連顧客は約200社を数え、年間800社とお付き合いをさせていただくまでになった。業績も右肩上がりを続け、ここ数年は売上高が前年比で50%伸びている」

 --好調の理由は

 「日系企業の対ベトナム進出が続いていることが背景にある。ただ、現地で日系企業に不動産仲介をしている大手は4、5社あるが、当社を除くと全て日系の不動産会社だ。日系の不動産会社は日本で取引している企業から仕事を得られる強みがあるが、当社はローカル企業ならではの強みがある。物件の豊富さはもちろん、ベトナム進出に関する情報や法務、税務に精通しており、しかも不動産仲介料を入居者から取らない。専任のコールセンターを設置して、24時間日本語で対応しているのも強みだ」

 --2月末に日本法人を設立した狙いは

 「ベトナムでやっている事業の逆バージョンを考えている。日本に来るベトナム人に住居を仲介、管理するビジネスだ。日本には留学生や技能実習生を中心に約26万人のベトナム人が住んでいる。ベトナムは親日国で、日本を訪れたいと考えるベトナム人は今後も増えていく。こうした人たちが日本の生活にスムーズに溶け込むお手伝いをしたい」

 --ほかの新ビジネスは

 「ベトナムの富裕層に日本の不動産物件を仲介する事業も手掛けたいと思っている。10年前の中国のように、ベトナムでも現在富裕層が増えている。視察ツアーなどを定期的に企画できたらと考えている」

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【プロフィル】グェン・ハ・フン

 ベトナムの貿易大学(ハノイ)卒。拓大院修了。2006年GAコンサルタンツ入社。10年ハノイでISNを創業し、現職。ハノイ出身。