当初はゲームデザインやウェブサイトの制作で利用が多かったが、カタログ制作やCM動画の作成を外部に発注する企業の利用が増えるなど、ユーザー層は多岐にわたっている。文字だけのフィードバックに比べて生産性が向上。指示メールの量や残業時間の減少につながるケースが相次いでいるという。
教育の現場でも有効活用されている。例えば英語の音読。先生はこれまで、USBメモリーに録音されたものをチェックしていたが、Brushupでは先生は撮影された動画を見て、「棒読みになっているよ」などと文字で指示を行える。生徒はどこがよく、どこが悪かったのかを効率よく把握できる。
面接やプレゼンテーションの練習にもなる。動画を蓄積できるので、「『この部分が成長している』といったことを理解できるようになるため、“生”の教科書になる」と水谷社長は指摘する。運動でも有効に活用できることから、20年までに学生だけで100万人のユーザー獲得を目指す。
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【会社概要】Brushup
▽本社=大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪タワーB 14階
▽設立=2017年2月
▽資本金=5000万円
▽社員数=8人
▽事業内容=レビューツール「Brushup」の提供