「ごろ寝」でハワイへ 全日空A380「カウチシート」国内初導入

全日空がエアバスA380で導入する「カウチシート」のイメージ(同社提供)
全日空がエアバスA380で導入する「カウチシート」のイメージ(同社提供)【拡大】

 全日本空輸は25日、2019年春にホノルル線で就航する総2階建て超大型機エアバスA380の内部仕様を公表した。総座席数は520席で、3、4席分をベッドのように利用できる「カウチシート」を国内航空会社で初めて導入する。

 カウチシートとして利用できるのは、エコノミークラス383席のうち60席部分。肘掛けを上げるとともに、レッグレストを座面とフラットになるようにはね上げ、寝転ぶことができる。全日空は、子供連れらによる需要を見込む。

 授乳やおむつ交換ができる多目的ルームや、ファースト、ビジネス、エコノミーの各クラスで利用できる計5カ所のバーカウンターも備える。就航する3機の外観は、一般公募で決まったウミガメをモチーフとし、ハワイの空、海、夕日をそれぞれイメージした3パターンに分ける。担当者は「広い機内を生かし、多様なニーズに応えることができる」と話している。