電機大手6社いずれも増益、31年3月期は半導体・通信の減速で明暗


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  • 会見するパナソニックの津賀一宏社長=10日午後、東京都港区(萩原悠久人撮影)

 経営再建中の東芝を除く国内電機大手の平成30年3月期連結決算が10日、出そろった。最終利益が過去最高だった日立製作所や20年ぶりに営業最高益を更新したソニーなど主要6社がいずれも増益を果たした。ただ31年3月期は、半導体の開発費増や通信関連の不振でソニーと富士通、NECが減収減益を想定、6社の明暗は分かれる見込みだ。

 日立は、中国向け建機や英国の鉄道システム事業が業績を押し上げた。

 ソニーは有料ネットワークサービスで収益性を高めたゲーム機「プレイステーション4」で利益を拡大。

 三菱電機は有機ELや電気自動車など韓国、中国向けの産業機械が牽引(けんいん)した。

 富士通は富士電機株の売却で増益だったが、31年3月期はスマートフォン事業などを非連結化する。

 NECは日本航空電子工業を連結化し増収だったが、31年3月期は人員削減や拠点再編に400億円かける。