アップルとゴールドマンサックス、クレジットカードの発行で提携 来年発行の予定

ロサンゼルスの映画館でアイフォーンをかざして料金を支払う客。アップルはゴールドマン・サックスとクレジットカード発行で提携する(ブルームバーグ)
ロサンゼルスの映画館でアイフォーンをかざして料金を支払う客。アップルはゴールドマン・サックスとクレジットカード発行で提携する(ブルームバーグ)【拡大】

 米金融大手ゴールドマン・サックス・グループが米アップルとの提携クレジットカードを新たに発行することが、関係者により分かった。ゴールドマンによる消費者金融事業の強化の一環。米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、来年に発行される予定という。

 関係者によると、アップルはこれまでクレジットカードで提携してきた英銀バークレイズとの関係を解消し、新たにゴールドマンと提携する。アップルとゴールドマンは、共同のクレジットカード事業の詳細について協議を続けているという。

 金融機関と企業との提携が加速する中で、ゴールドマンはクレジットカードでの提携を増やしたい意向だ。同社はハリット・タルウォー氏率いるオンライン金融部門マーカスを通じて消費者金融事業を強化している。同氏は以前、米クレジットカード会社のディスカバー・フィナンシャル・サービシズの米カード事業責任者だった。

 一方、アップルもモバイル決済サービス「アップルペイ」を通じた金融事業拡大に注力している。アップルペイは手持ちのスマートフォンにクレジットカードやデビットカードを登録し、対象店舗で決済できる。

 調査会社ジュニパー・リサーチの調査によると、アップルペイは2014年にサービスを開始して以来、8600万人が利用しているという。アップルは昨年、アップルペイのさらなるサービス拡大に向けて、個人間送金サービス「アップルペイ・キャッシュ」を導入した。類似サービスを提供する、ペイパル傘下の「ベンモ」に対抗する狙いがある。(ブルームバーグ Jenny Surane、Julie Verhage)