【Luxeな日本 ~地元発】男鹿の夜を盛り上げるなまはげ太鼓 矢田部ゆか

なまはげ太鼓の熱演(男鹿温泉交流会館・五風提供)
なまはげ太鼓の熱演(男鹿温泉交流会館・五風提供)【拡大】

 「泣く子はいねがあ!」と大晦日の夜、怖ろしげな面をつけて大声で叫びながら家々を巡るナマハゲ。重要無形民俗文化財「男鹿のナマハゲ」と和太鼓が融合した郷土芸能「なまはげ太鼓」が秋田・男鹿温泉郷で演じられている。演奏するのは太鼓チーム「恩荷(おんが)」。20~30代の男女15人が男鹿温泉交流会館「五風」を拠点に4~11月のほぼ毎晩、ステージに立っている。

 披露するのは、男鹿の伝統や風土をモチーフにしたオリジナル曲。太鼓を演奏していたナマハゲが客席へ飛び出すと悲鳴や歓声があがる。後半はメンバーが素顔で登場。軽快なトークを交えながら、力いっぱい太鼓を叩いて汗を流す姿に会場も熱を帯び、手拍子に包まれる。

 全国的にも有名な男鹿のナマハゲも、悩みは後継者不足。そんな中、ふるさとを元気づけようと地元の若者たちが立ち上がり、なまはげ太鼓が生まれた。

 学業や仕事の傍ら、活動を続け、今年で17年目になる。2007年から演じている同会館には、多い日には500人を超える観客があり、延べ35万人が訪れた。台湾を中心に外国からの観光客も増えつつあるが、「インバウンドはまだまだ。これから環境を整えなければ」と関係者は話している。

                   ◇

 【luxe(リュクス)】 フランス語で元の意味は「贅沢」。最近は優雅で上品でありながら、洗練された贅沢なもの・ことなどの意味で使われる。

                   ◇

【プロフィル】矢田部ゆか

 やたべ・ゆか 山口県出身。元エステティシャン。FM佐賀、静岡放送、南海放送に勤務。現在は首都圏でフリーアナウンサーとしてスポーツ中継やニュースを担当。

                   ◇

 局アナnetは日本最大級の局アナ経験者ネットワーク。運営するLocal Topics Japanでは全国各地の観光情報を日本語、英語と動画で紹介しています。コラム関連動画もご覧になれます。