デンソーの運転者状態検知システム、商用車向けに後付け可能に

カメラで撮影したドライバーの顔の向きなどを検知し安全運転を支援するデンソーのシステム=15日、東京都中央区
カメラで撮影したドライバーの顔の向きなどを検知し安全運転を支援するデンソーのシステム=15日、東京都中央区【拡大】

  • デンソーが発売した運転手の居眠りや脇見を検知、警告する装置
  • デンソーが発売した、運転手の顔の向きや目の開き具合を測定するカメラ(同社提供)

 デンソーは15日、ドライバーの顔の画像から、わき見や居眠りなどを検出し注意喚起する安全運転支援システムを発売したと発表した。

 これまで日野自動車やいすゞ自動車など大手メーカー3社の新車に標準装備されてきたが、商用車を扱う全国の販売店などで購入して後付けできるようにした。

 システムの小型化や検出精度の向上に取り組み、乗用車への展開も目指す。

 市販化したシステムは「ドライバーステータスモニター」。使用中のトラックやバスに装着するニーズを開拓し、当面は年約5000台の販売を狙う。価格は取り付け費用を含め1セットあたり約10万円。

 メーターフードなど運転席の上部に装着した赤外線カメラでドライバーの顔を撮影。その後、顔の向きや目の開き具合などを検知し、運転姿勢が不適切でないかを推定。運転中に目を約2秒閉じると、「休憩をとりましょう」と音声で警告する。

 デンソーの武内裕嗣常務役員は同日、東京都内で開いた説明会で「顔の表情から運転状態を推定する精度を高めて自動運転技術につなげたい」と事業拡大に意欲を示した。