富士フイルム、ゼロックス買収は「ベストな計画」 強調も今期業績予想には織り込まず

記者会見で質問に答える富士フイルムHDの助野健児社長(中央)=18日午後、東京・日本橋兜町の東京証券取引所
記者会見で質問に答える富士フイルムHDの助野健児社長(中央)=18日午後、東京・日本橋兜町の東京証券取引所【拡大】

 富士フイルムホールディングス(HD)の助野健児社長は18日、米事務機大手ゼロックス買収をめぐる混乱に関し、「われわれの計画がベストとの考えは変わらない」と決算会見で述べ、買収合意を撤回したゼロックスに対して訴訟を起こす姿勢を示した。ただ、平成31年3月期業績予想には買収の影響を織り込まなかった。

 富士フイルムHDは、ゼロックス大株主の主張を認め、売却差し止めを命じた米裁判所の仮処分を不服として上訴している。助野氏は「急ぐ必要はない」とし、買収実現に向けて粘り強く主張する考えを強調した。

 一方、同日発表した30年3月期の連結最終利益は、カメラや内視鏡などの販売好調で前期比7%増の1406億円と過去最高を更新。31年3月期は、前期に計上した株式売却益の反動減で7・6%減の1300億円を見込む。