【トップは語る】次世代人材アカデミー IT教育で地域交流の場を提供


【拡大】

 □次世代人材アカデミー社長・桜井俊輔さん(43)

 --事業で100年後の理想の日本を考えた理由は

 「教育業の世界は個人に影響されすぎて宗教的になったり、商業的なブームに乗って本質を外れてしまうということがある。自分の軸をぶれないように100年後という長期的なスパンで教育を考えていこうと」

 --ITと教育というミックスの狙いは

 「ゲームを買ってもらえなかったから、小6からITのプログラミングをやって、自分でゲームを作っていました。大学を卒業後、システムエンジニアになってからは業界が人を育てられない状況に違和感があって、IT人材は今後もっと必要になるはずなので、育てる教育分野に回ろうと思い、IT分野の教員になった」

 --そこからさらに自ら起業に至った背景は

 「ITであっても教育業界は変わらない部分があり、年配のベテラン教員と生徒の間にギャップがあるなと思った。教育はサービス業なのだから、生徒にいいものを提供すべきだと思い、仕組みを変えるにはコンサルティングするしかないと思って、また道を変えた」

 --IT業界で変わったのは

 「ベースはほとんど変わっていないが、表面的な技術は大きく変わってきた。人工知能(AI)の普及とかが言われる中で、単純なプログラミングの技術とかは必要なくなってきて、仕組みをどう活用するのか、作り手より使い手の立場で社会に提案しないといけないだろう」

 --当面のビジョンは

 「時間軸、人間軸、空間軸を変えていける多面的な存在になりたい。地域で子供たちも集まれて、大人も集まれて、そこで自由に何かできればいいなと思う。教育を変えたい人は大勢いる。でも皆さんが個々でやりすぎているので、集合体になって、地域の子供にコミュニティーを提供する事業もしていきたい」

                  ◇

【プロフィル】桜井俊輔

 さくらい・しゅんすけ 法政大卒。システム会社、IT専門学校教員、コンサルティング会社勤務などを経て、2017年1月、次世代人材アカデミー設立し、社長。神奈川県出身。