健康経営に一役! オフィスで広がる「ベジ活」とは? (1/4ページ)

 みなさんは昼食にどんな物を食べているだろうか。ビジネスパーソンにとって、ランチは大切な栄養補給の時間。でも、忙しさのあまり、コンビニ弁当やファストフード、菓子パン、カップ麺などで済ませていないだろうか。

 厚生労働省の指針(国民の健康・栄養調査、2015年)によると、成人が1日に必要な野菜は350g。しかし実際の摂取量は293gしかない。この数字は全世代の平均値なので、20代、30代はさらに低くなっている。大半の人は野菜不足と言っていい状態だ。

 野菜がたくさん入った弁当を持っていく、ランチに野菜を一品プラスする、コンビニでサラダを買う。こんな工夫でも野菜は摂れるが、毎日続けるとなると、少し面倒でもある。そこで、もっと手軽に野菜を摂れる方法が、今人気を集めている。

 オフィスに専用の冷蔵庫を設置、野菜が配達されるサービス

 「OFFICE DE YASAI/オフィスで野菜」はそのひとつ。オフィスに専用の冷蔵庫を設置し、そこへ定期的に野菜サラダやカットフルーツ、野菜ジュースなどが配達されるサービスである。社員は冷蔵庫から好みの品を取り、自由に食べることができる。昼食時のサイドメニューはもちろん、ちょっと気分転換したいとき、夕方に小腹がすいたときにも簡単にビタミンを補給できるサービスだ。代金は企業側が半額を負担する仕組みになっている。

朝から健康的な食事を摂ることが日課に