電気自動車に京セラの技術搭載 京大発ベンチャーGLMが開発、公開へ

京セラと連携し先端技術を組み込んだGLMのEVコンセプトカー
京セラと連携し先端技術を組み込んだGLMのEVコンセプトカー【拡大】

 電気自動車(EV)を手掛けるベンチャー企業GLM(京都市)は22日、京セラと連携し先端技術を組み込んだコンセプトカーを開発したと発表した。23日から横浜市で開かれる自動車技術の展示会で、京セラの展示ブースでお披露目する。

 京大発のベンチャーであるGLMと京セラの協業は今回が初めて。京セラは、カメラやディスプレーといった車載製品の販売拡大や、先進的な運転支援システムの開発に生かしたい考えだ。

 コンセプトカーは、GLMが販売しているEVスポーツカー「トミーカイラZZ」をベースに、内装を刷新した。京セラ独自の技術を用いた高精細なカメラや液晶ディスプレーを搭載。ドライバーの視線の動きを認識し、よそ見運転を警告するシステムも実装した。

 GLMの田中智久最高執行責任者(COO)は、22日に東京都内で開いた記者会見で「京セラとの関係が続くことを期待したい」と述べた。