電力7社ガス4社、7月値上げ見通し

 電力大手全10社のうち7社が、7月の家庭向け電気料金を6月よりも値上げする見通しであることが21日、分かった。火力発電の燃料となる液化天然ガス(LNG)や石炭の価格上昇が主因。主要都市ガス4社も、全社が値上げする見込みだ。

 標準的な家庭の月額電気料金の上げ幅は、中部電力の18円程度が最大で、東北と関西の両電力の13円、東京電力の10円が続いた。さらに九州電力の7円、中国と四国の両電力の5円の順。北陸と沖縄の両電力は横ばい、北海道電力は7円値下がりする。ガス料金は東邦ガスが14円、東京ガスと大阪ガスが13円、西部ガスが8円程度それぞれ値上げを見込む。