フィンテックベンチャーのエメラダ、電通系とオンライン融資で提携 (1/2ページ)

エメラダの新サービス「エメラダ・バンク」のホームページ(イメージ)
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 フィンテックベンチャーのエメラダ(東京都千代田区)は、電通国際情報サービス(ISID)と、会計ビッグデータや人工知能(AI)を活用した「オンラインレンディング」領域で業務提携する。同時にISIDは、エメラダが今月中に始める中小企業向けオンラインレンディングサービス「エメラダ・バンク」の運用資金に活用するファンド(基金)に5億円を拠出する。

 このファンドには大和信用金庫(奈良県桜井市)、福島県地盤の東邦銀行、城北信用金庫(東京都北区)、三重県地盤の第三銀行も出資をする方針を固めており、ファンド総額は10億円に達するもよう。各地域金融機関とも出資にあわせて、新規融資先となる中小企業にこのサービスを提案する。

 融資の審査現場では決算書を使うのが一般的だが、創業初期のベンチャー企業では売上高がほとんどないケースも多く、融資が難しかった。オンラインレンディングを活用すれば、そうした企業にも資金調達が容易になる。

 日銀による低金利政策の影響で金融機関の収益構造が悪化するなか、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行がそれぞれ2018年度から19年度にかけて、与信コスト削減を目指し、AIを活用した融資を始める方針を打ち出している。ただ、地域金融機関には自社でITを活用した新サービスを開発する余力がないところが多い。

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