【高論卓説】「夜遊び」が経済成長促す 「ナイトタイムエコノミー」で観光立国に (1/2ページ)

ドイツ、シュトゥットガルトを本拠地とするパペットシアター・カンパニーDUNDU(ドゥンドゥ)の「光の巨人」、六本木アートナイト2018の追加プログラムとして来日する(六本木アートナイトホームページより)
ドイツ、シュトゥットガルトを本拠地とするパペットシアター・カンパニーDUNDU(ドゥンドゥ)の「光の巨人」、六本木アートナイト2018の追加プログラムとして来日する(六本木アートナイトホームページより)【拡大】

 東京・六本木交差点は、夜のとばりがおりるころ風景が一変する。太陽の下では気付かない店々がネオンサインで存在を示し始め、交差点を行き交う人の波は彩りを帯びる。脇道を入ったビルの地下に予約したショークラブはある。

 若い女性のダンサーたちはセパレーツの衣装を身に着けて、正面の舞台とせり出しで踊りと歌を繰り広げる。ポールダンスの後は6人ほどのグループによるJ-POPである。壁面はプロジェクト・マッピングによって、交差点の風景などが次々と映し出される。大音響のなかで、ヘッドセット・マイクをつけた司会者が、満員の観客を立ち上がらせてフロアに降りたダンサーたちと踊らせる。

 バブル景気に沸いた東京湾岸のディスコを彷彿(ほうふつ)とさせる。あの時の光景とちょっと違うのは、外国人観光客と、日本人の女性だけのグループが目立つことである。若い金髪の女性の二人連れは香港から来たといい、男女カップルは中国人である。

 外国人観光客は、日本の古都や自然、和食の魅力に引き付けられている。その一方で、ロンドンやニューヨーク、パリの夜に出合う演劇やミュージカル、コンサート、ショーの楽しみの不足を嘆いている。

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