日露 欧州船便で協力 シベリア鉄道利用で覚書

 日本郵政とロシア郵便公社は25日、ロシア・サンクトペテルブルクで、郵便事業での協力推進の覚書を交わした。欧州13カ国への船便郵便物の輸送にシベリア鉄道を利用することが柱。差し出してから配達までの日数が従来の半分程度に短縮されるという。郵政傘下の日本郵便は新たな輸送路による船便を早ければ8月にも始める。

 新たな船便は、横浜港からロシア・ウラジオストク港までは船で、そこからモスクワまではシベリア鉄道を利用する。その後、陸路などでイタリアやオーストリアなど対象の欧州13カ国に配達される。輸送時間は従来の2~3カ月から35日程度に短縮される見通し。現在、対象各国宛ての場合、4キロ超~5キロは4千円など重量やサイズに応じた料金がかかるが、シベリア鉄道を利用してもコストを抑えられるため、料金を据え置く。

 このほか、ロシアの郵便局で日本の商品を販売する越境電子商取引(EC)を強化したり、日本の郵便局の運営ノウハウをロシアに伝えたりする。