車載電池の世界最大手、日本に上陸 中国CATL、EV「強国」の野望を象徴 (1/2ページ)

北京モーターショーで注目を集めた中国の新興EVブランド「BYTON」の車。創業者はBMW出身で、電池ではCATLと提携している=4月26日(ブルームバーグ)
北京モーターショーで注目を集めた中国の新興EVブランド「BYTON」の車。創業者はBMW出身で、電池ではCATLと提携している=4月26日(ブルームバーグ)【拡大】

 車載電池の分野で世界最大手とみられる中国の寧徳時代新能源科技(CATL)は25日、横浜市内に日本の営業・開発支援拠点を開設した。日本の自動車メーカーとの連携を強化し、各社が今後、中国市場に投入する電気自動車(EV)にCATLの電池を搭載していく狙いだ。

 CATLの日本進出は、自動車産業で「強国」となるための環境整備を進める中国の“野望”を象徴している。エンジン車では長年、ノウハウを蓄積した日本やドイツに追いつくことは難しい中国だが、世界最大の自国市場で環境規制をテコに新分野である電気自動車(EV)へのシフトを促し、「ゲームのルール」を変えて勢力図の塗り替えを狙っている。現地のEV販売で、日本勢が厳しい競争を迫られる展開も予想される。

 メルセデス・ベンツ、BMW、フォルクスワーゲン…。CATLの説明では、スライドにドイツなど世界の自動車大手のマークが映された。中国でEVを投入する外資の多くが、同社の二次電池を使っていることを示すものだ。日本法人の多田直純社長は「納入実績は100社程度。中国では、30万台くらいの車がわれわれの電池を積んで走っている」と胸を張る。

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