ウーバー、パリに「空飛ぶ車」研究施設 米国外で初の拠点

 米配車大手ウーバー・テクノロジーズは24日、フランスのマクロン大統領がパリで主催したテクノロジー会議「テック・フォー・グッド・サミット」で、米国以外で同社初となる研究開発(R&D)センターをパリに開設すると発表した。

 これによると、ウーバーは今後5年間に2000万ユーロ(約26億円)を投じる計画で、空飛ぶ自動車プロジェクト「ウーバー・エレベート」に関連する技術開発の拠点とする。車が究極的に水平方向だけでなく垂直方向の移動も可能とする同社の「3次元移動」構想の実現に向けて、開発を本格化する。

 同社のコスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は「われわれはもう単に車を扱うのではない。都市のモビリティー(移動手段)を手掛ける会社だ。モビリティーには乗用車やライドシェア、電気自転車(EV)、そして空飛ぶ車が含まれることを望んでいる」と説明した。

 パリのR&Dセンターは今年秋に開設され、機械学習やコンピューターが取り込んだ画像情報を解析し、必要な情報を取り出すコンピューター・ビジョンなどの技術分野で新たな雇用を創出する。

 ウーバーはフランスをR&Dセンターの拠点として選んだ理由として、エンジニアの人材が豊富であることや、同国が航空機大手エアバスなどを通じて世界の航空機産業をリードする役割を担っていることを挙げた。(ブルームバーグ Nate Lanxon、Jeremy Kahn)