【現場の風】第一生命保険 人気の「健診割」顧客の健康を後押し (1/2ページ)


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 □第一生命保険 商品事業部課長・奥知久さん(35)

 --開発を担当した「ジャスト」とはどんな保険か

 「加入時に健康診断書を提出すると保険料が安くなる『健診割』が売りだ。その後、保険料は一定となる」

 --顧客からの反響は

 「『喫煙者だから』『数値が悪いから』といって保険への興味が薄かったお客さまからの関心が高い。売れ行きも良く、今年4月の販売開始から既に、契約数が10万件を超え、自社では過去最速のペースだ」

 --商品開発の経緯は

 「お客さまの健康を後押しするというのがコンセプト。マーケットを限定して、お客さまを選びたくないということが根幹にあった。多くの保険は『健康な人』には大きなメリットがあっても、その裏では健康状態が優れずに損をしている人がいる。そうではなく、どんな人にも受け入れられる商品をつくりたかった」

 --商品開発で困難だった点はあるか

 「過去に例がない商品だったので、健康診断書を提出するだけで割り引くということに、収益面で妥当性があるのか確認に苦労した。事務、営業とも検討を重ねた。社内からは『本当に商品化できるのか』と声が上がることもあった」

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