日航、新サービス検討拠点 国内外のベンチャー企業などと連携

「JALイノベーションラボ」に置かれた荷物搬送用ロボット=東京都品川区
「JALイノベーションラボ」に置かれた荷物搬送用ロボット=東京都品川区【拡大】

 日本航空が他社との連携による新たなサービスや事業の展開に力を入れている。東京都内の本社近くに国内外のベンチャー企業などと協力して新サービスを検討する拠点を4月に開設した。金融とITを融合した「フィンテック」や農業の新会社を設立するなど事業領域の拡大も進めている。

 開設した拠点は「JALイノベーションラボ」。約500平方メートルの内部に空港や航空機内を模した空間を設け、さまざまな新サービスを検証できるようにした。

 手荷物や整備部品の搬送への活用を見込むロボットも使うことができる。ロボットや仮想現実(VR)といった先端技術を顧客向けサービスや業務運営に活用したい考えで、100社を超える企業との協力を目指している。

 日航はこのところ、新事業への参入を相次いで打ち出している。SBIホールディングスと共同でフィンテックの新会社を昨年9月に設立した。2018年度上半期をめどに国内外で買い物や外貨両替に使えるプリペイドカード事業を始める。

 さらに民泊仲介サービスを手掛ける「百戦錬磨」(仙台市)と資本業務提携したと今年2月に発表。農業生産などのノウハウを持つ和郷(千葉県香取市)と共同出資会社を設立し、農業に乗り出すことも今月公表済みで、同県成田市に観光農園を整備する計画だ。