プレハブ建築協会・芳井新会長 AIで労働力不足を補完

プレハブ建築協会の新会長に就任した大和ハウス工業の芳井敬一社長
プレハブ建築協会の新会長に就任した大和ハウス工業の芳井敬一社長【拡大】

 プレハブ建築協会の新たな会長に、大和ハウス工業の芳井敬一社長が就任した。これを受けて開かれた通常総会後の会見で、芳井新会長は労働力不足の改善や働き方改革に取り組むことが重要との認識を示した。

 芳井会長は「各社はプレハブ化を進めて工期を短縮することに取り組んでおり、この部分は進んでいく。今後はIoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)を活用して労働力不足を補うことが重要」と指摘。その上で、業界内で成功事例を共有できる仕組みづくりが必要だと強調した。

 住宅業界では、建築現場での人手不足対策を進めていくことが喫緊の課題となっている。ピーク時の1980年には93万7000人いた大工が、高齢化の影響で2015年時点では6割減の37万2000人まで減少。これからはさらに深刻化し、全国建設労働組合総連合(全建総連)の推計によると、30年にはわずか20万人程度になる可能性もあるからだ。

 このためプレハブメーカーは工場での生産化率を高めたり、技能者の育成に力を入れている。