【経済インサイド】指輪、手のひら、顔パスでOK!? キャッシュレス時代の「お買い物」事情 (1/3ページ)

手袋したまま決済ができるシステム。平昌冬季五輪でも投入された
手袋したまま決済ができるシステム。平昌冬季五輪でも投入された【拡大】

  • 三井住友カードの社員食堂で行われた“顔パス決済”の実証実験の様子。タブレット端末のカメラで本人確認し、決済はクレジットカードで行われる(同社提供)
  • 手のひらの掌紋と静脈で決済ができるシステム。実用化に向けてJCBが開発を急いでいる(同社提供)

 アイスクリームを購入した若者が店員から「支払い方法は?」と聞かれると「VISAで」と答え、立ち去っていく。すると音声を認識するシステムが自動的に反応して支払いが完了する。クレジットカード会社などに「VISA」ブランドを提供するビザ・ワールドワイド・ジャパンが3月から展開しているテレビCMだ。

 まだ現実に存在するサービスではないが、「支払いの進化で、明日の当たり前を作る」ことを目指す同社が、イメージする新たな決済の形の一つだ。

 音声による決済はまだ実現できていないが、同社は既に指輪や手袋、腕時計などのウエアラブル端末をかざすだけで決済できる仕組みを開発。平昌冬季五輪の会場などで実際に使われている。同社の安渕聖司社長は「2020年東京五輪・パラリンピックに向け、キャッシュレス化はますます進むだろう」と話す。

 ただ、現金で支払う習慣が根強い日本では、キャッシュレス比率は約20%と世界的にみると低水準だ。治安が良いため現金が盗まれるリスクが低く、ATM(現金自動預払機)の設置件数も多い日本は、キャッシュレス化がどうしても進みにくい状況があるのだ。

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