【経済インサイド】指輪、手のひら、顔パスでOK!? キャッシュレス時代の「お買い物」事情 (2/3ページ)

手袋したまま決済ができるシステム。平昌冬季五輪でも投入された
手袋したまま決済ができるシステム。平昌冬季五輪でも投入された【拡大】

  • 三井住友カードの社員食堂で行われた“顔パス決済”の実証実験の様子。タブレット端末のカメラで本人確認し、決済はクレジットカードで行われる(同社提供)
  • 手のひらの掌紋と静脈で決済ができるシステム。実用化に向けてJCBが開発を急いでいる(同社提供)

 とはいえ、クレジットカード会社のJCBの担当者は「利便性を実感してもらえれば日本でもキャッシュレスが広がる可能性は十分ある」と話す。同社が研究を進めているのが手のひらをかざすだけで決済ができるシステムだ。スマートフォンで事前に手のひらを登録しておけば、支払い時に店側のスマホで撮影すれば決済ができるようになる。

 手のひらの掌紋と静脈の位置から本人確認する技術を活用したもので、他人と間違える可能性は0.00003%と高い認証精度を誇る。財布もカードも必要なく、落としたり盗まれたりする心配もない。手ぶらで買い物ができてしまう仕組みだ。既に社内で実証実験を進めており、「実際に使ってみるとカード決済よりもスピーディーで便利だった」(担当者)といい、早期の実用化を目指して取り組んでいる。

 さらに興味深いのがNECと三井住友フィナンシャルグループが共同で開発を進める顔認証を使った決済だ。

 NECの顔認証技術を活用したもので、事前に顔をスマホのカメラで登録しておけば、店舗に置かれたカメラで本人確認し、“顔パス”で買い物ができるというものだ。

データが蓄積、新たなサービスに