【スポーツi.】体育会系組織、「社会感覚欠如」への処方箋は人材投入にあり (1/3ページ)

アメフット部反則問題でイメージ悪化の日本大学
アメフット部反則問題でイメージ悪化の日本大学【拡大】

 □GBL研究所理事・宮田正樹

 日本大学アメリカンフットボール部の問題が沸騰する中、5月31日に日本レスリング協会の公式ホームページ上に「【特集】世界一を目指す選手との間に乖離(かいり)なし! 明治杯での10階級制覇を目指す、至学館大・栄和人監督」と栄氏を指導者として絶賛する記事が掲載された。だが、栄氏は「パワハラ認定」され強化本部長を辞任しており、外部からの指摘を受けて削除するという失態を演じた。この日は、同協会が内閣府への改善策などの報告書を提出する期限とされている日だった。

 前近代的意識の塊

 「懲りない」というか「暗愚」というか、開いた口がふさがらない。これが日本の「体育会系」組織のレベルなのだろう。日大アメフット部および日大の経営組織、日本レスリング協会など「親分子分」「年功序列」「上意下達」「身内意識」「御恩と奉公」といった前近代的意識で固まった組織を見ているとスポーツというより体育会系という言葉がふさわしいように思われる。

 日本レスリング協会に限らず、日本相撲協会、全日本柔道連盟(女子柔道強化選手への暴力問題)など、近年不祥事を起こすだけでなく、その対応で醜態をさらすスポーツ組織・団体に見られる体質が、体育会系の異様な縦関係である。

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