小学生向けノートPC発売 富士通、聯想の合弁

富士通クライアントコンピューティングが発売する「LIFEBOOK(ライフブック)LH55」=12日午後、東京都千代田区
富士通クライアントコンピューティングが発売する「LIFEBOOK(ライフブック)LH55」=12日午後、東京都千代田区【拡大】

 富士通と中国の聯想グループの合弁会社「富士通クライアントコンピューティング」(川崎市)は12日、小学生向けのノートパソコン「LIFEBOOK(ライフブック)LH55」を7月26日に発売すると発表した。英会話やプログラミングを学習できる有料サービスも同時に開始する。同社によると、小学生向けに特化した本格的なパソコンは国内初という。

 文部科学省は2020年度からの新学習指導要領でプログラミング教育の必修化を決定している。同社はスマートフォン普及でパソコン離れが進む中、堅調な販売が見込める学習向けに注力して需要の掘り起こしを狙う。東京都内で開かれた記者会見で同社の斎藤邦彰社長は「小学生の保有台数は低く、まだ打つ手がある」と自信を示した。市場想定価格は10万円以下に設定し、プログラミングの基礎を学べる機能は標準で搭載した。

 ITの専門調査会社MM総研によると、スマホやタブレットの台頭で、11年ごろからパソコンの国内個人消費は減少しているという。MM総研の中村成希執行役員は小学生向けのパソコン市場について「需要拡大のためには、学力向上につながる教材など、機能の充実が必要になる」と指摘している。