東芝、7000億円自社株買い 株主還元策の一環

東京都港区芝浦の東芝本社(宮崎瑞穂撮影)
東京都港区芝浦の東芝本社(宮崎瑞穂撮影)【拡大】

 東芝は13日、7000億円程度の自社株買いを実施すると発表した。実施は「可能な限り早く行う」としている。メモリー子会社「東芝メモリ」の売却で得る約9700億円の売却益を使った株主還元策の一環。東芝は昨年12月、「物言う株主」などを引受先に巨額の増資に踏み切った経緯があり、海外の投資家らが株主還元を求めて東芝に圧力を強めていた。

 6月27日に株主総会を控えており、早期の公表が妥当だと判断した。

 東芝は、2018年3月期の無配を決めており、自社株買いで市場に流通する株式数を減らして1株当たりの価値を高め、株主還元につなげる。また、復配に向け配当可能額を算出するため単独決算を臨時で組み直すことも検討する。

 自社株買いの発表を受け、13日の東京株式市場で東芝の株価が急伸し、終値は前日比21円高の337円だった。一時は約1年半ぶりの高値となる351円まで上昇した。