福島第2廃炉方針に東電関係者「住民感情を考えれば仕方ない」

 東京電力が14日、福島第2原発全4基を廃炉にする方針を福島県に示したことを受け、住民からは「いつか故郷に戻りたいので安心材料になる」と評価する声が上がった。一方、東電関係者は「まだ第2原発は動かすことができるが、住民感情を考えれば仕方ない」と複雑な表情を見せた。

 第2原発がある福島県富岡町を離れ、県内で避難生活をしている女性(65)は「廃炉が決まって安心できる」と話した。

 一方で、廃炉によって将来、雇用がなくなることを心配し「復興ができるのか複雑な思いもある」と語った。