塩野義、米ベンチャーの新抗うつ薬について販売権を取得

 塩野義製薬は14日、米製薬ベンチャーが開発中の抗うつ薬について日本と台湾、韓国での販売権を取得したことを発表した。契約金は約100億円。同社は平成30年度の予算で約200億円の投資を行う方針を示しており、その一環となる。

 塩野義が販売権を取得したのは米ベンチャー「セージ・セラピューティクス」の新既の抗うつ薬で、米国で治験(臨床試験)が進められている。塩野義は今後、国内の治験を速やかに開始したい考え。

 新薬は投与からの効き目が早く出ると期待される。従来の薬は投与から効果が現れるまで2~4週間かかっているが、米国での治験では新薬を服用した翌朝から効き目があった患者もいたという。米食品医薬品局(FDA)からは「ブレークスルー・セラピー(画期的治療薬)」に指定され、審査時間短縮のための支援などを受けている。