九州FG社長、長崎での統合は賛同 地銀再編の政府方針を牽制

 鹿児島銀行(鹿児島市)の頭取を務める九州フィナンシャルグループ(FG)の上村基宏社長は14日、地方銀行再編の後押しを念頭に、政府が競争政策の見直しを議論するとの方針に関し「行政が踏み込みすぎだと感じる」と牽制(けんせい)した。ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)と長崎県地盤の十八銀行の経営統合計画には賛同するとの立場を改めて示した。

 統合計画は、長崎県の貸出金シェアが高まると懸念する公正取引委員会の審査が難航している。鹿児島市で記者会見した上村氏は「問題はない。公取委は統合を認めるべきだ」とした上で、全体的な印象として「統合を認めそうな風向きを感じる」との見解を示した。

 また、鹿児島銀が7月に2店舗目を開設する沖縄県について「人口が増えており、平均年齢も若い沖縄のマーケットは魅力的だ」と潜在力を評価。さらなる拠点開設も視野に調査を進めていると明かした上で「(九州FGとしても)力を入れていきたい」と意気込んだ。

 鹿児島銀は2015年9月に沖縄に初進出した。