【トップは語る】スタッフサービス 企業が望む人材を早く適正に派遣


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 □スタッフサービス・ホールディングス社長 阪本耕治さん(45)

 --業績が好調だ

 「人手不足を背景に人材派遣の市場が伸びていることが大きい。人手を求める企業、仕事を求める派遣スタッフの双方のニーズをきちんと聞いて、働く機会、働く場所を提供できている結果でもある。当社が飛び抜けてすごいことをしたとは思っていない」

 --働き方が多様化し、派遣のニーズも変わってきている

 「多くの人に働いてもらう必要があるが、かつてのように残業も異動もいとわず無限定で働く人のゾーンはどんどん減り、代わりにフレキシブルな働き方を望む人たちが増えている。企業のニーズをくみ取りながらこうした人たちに仕事を届けられるかが非常に大切になっており、徹底的にこだわってやっていきたい」

 --事務職未経験の人をジョブトレーニングしてから派遣する事業も始めた

 「派遣の仕事は何かをできる人を企業に派遣するのが基本だが、経験はないが働きたいというニーズも存在していた。未経験の人と人材派遣会社が一緒になって機会をつくろうと2014年から業界初の取り組みとしてスタートした。今では追随する企業も現れ、時代をうまく捉えたサービスと自負している。産育休などを配慮した仕組みを取り入れるなど、日々進化させている」

 --人材派遣業は利益率が低いとされるが、改善策は

 「(利益率が低いのは)派遣先の企業にいくら請求し、派遣スタッフにいくら払っているかというコスト構造がガラス張りになっていることが大きな要因になっている。利益率を高めて業界で勝ち残っていくには、企業の望む人材をより早くより適正に派遣できるよう生産性を高めることが大切だ。地道な作業の積み重ねになるが、これが競争力の源泉になると考えている」

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【プロフィル】阪本耕治

 さかもと・こうじ 一橋大法卒。1996年リクルート(現リクルートホールディングス)入社。米スタッフマーク社最高執行責任者、蘭ユーエスジーピープル社(現リクルートグローバルスタッフィング社)最高統合責任者などを経て2018年4月から現職。兵庫県出身。