目立ちにくいデザイン、クリアな音質 進化する補聴器、需要の掘り起こしへ (1/3ページ)

リオンの補聴器はカラーバリエーションが豊富で、好みの色を選べる(須谷友郁撮影)
リオンの補聴器はカラーバリエーションが豊富で、好みの色を選べる(須谷友郁撮影)【拡大】

 補聴器が進化を遂げている。これまでは「取り扱いが面倒」「目立つので恥ずかしい」といったイメージから敬遠されることもあったが、各メーカーは充電や電池交換の手間を減らしたり、デザインを工夫して使い勝手を良くした商品などを投入。カラーバリエーションも増やし、高齢化で拡大する需要の掘り起こしを図っている。(大島直之)

 スマホと連携 

 補聴器は内蔵のマイクで外の音を拾い、アンプで増幅させた音をイヤホンを通して聴く仕組み。現在主流となっている耳かけ型のデジタル式補聴器は、拾った音をデジタル信号に変換してノイズを低減したり、必要な音だけを強調する。音質がクリアなうえ、聴こえ方の調整などがしやすい。

 パナソニック傘下のパナソニック補聴器(横浜市)の「R4シリーズ」(両耳で39万8千円~)は持ち運び可能な充電ケース内に載せると充電でき、置き忘れる心配もない。電池の残量が少なくなれば、「充電してください」と音声で知らせてくれる。同社営業本部の光野之雄氏は「わずらわしい電池交換や電源の切り忘れを防げる」と話す。

 また、補聴器本体のスイッチやボタンをなくし、リモコンに集約。専用アプリを入れたスマホの画面上で音量調整ができるようにした。アダプターを使えば、テレビとワイヤレスでつなぐことも可能で、家族と一緒にテレビを楽しめる。

電池交換が楽に