丸紅が相談役制度廃止 ガバナンスを強化

 丸紅は22日、社長や会長経験者が就く相談役の制度を2019年4月1日付で廃止すると発表した。これまで財界活動などを担ってきた例はあるが、現在は相談役はおらず、経営責任を明確にして企業統治(ガバナンス)の強化を図る。

 22日に開かれた株主総会後の取締役会で決定した。相談役の制度廃止に伴い、今後「常任顧問」を任命することもあるという。

 相談役制度は海外の投資家らからガバナンスのあり方が見えにくいとの批判もあり、上場企業で廃止や見直しの動きが出ている。