信用スコア、日本の先駆け Jスコアとヤフー連携 金利0.1%優遇 (1/2ページ)

年収などを元に算出されたJスコアの画面。ヤフーのEC利用履歴と連携することで金利が低下する
年収などを元に算出されたJスコアの画面。ヤフーのEC利用履歴と連携することで金利が低下する【拡大】

 みずほ銀行とソフトバンクが共同出資するフィンテックベンチャーで個人向け融資を手掛けるJスコア(東京都港区)は21日、ヤフーの電子商取引(EC)の購買履歴の提供を受ければ、貸出金利を0.1%引き下げるサービスを始めた。今後は購買履歴と返済履歴の関係を人工知能(AI)が分析し、ECと連動した金利優遇も検討する。

 ヤフーのプレミアム会員がJスコアとヤフーの連携を許可すると、オークション「ヤフオク」や、「ヤフーショッピング」の履歴をAIが分析。今後は、例えば「子供服を買っている人は返済期間が短い」などの関係性が判明した場合、子供用品の購入履歴がある人の金利を優遇するなどのサービスを検討する。

 Jスコアの融資では利用者がホームページ上で職業や収入、家族構成などを入力すると、AIが信用度を1000点満点で数値化。融資可能額や金利が決まる。このサービスは、AIがECなどさまざまなサービスの利用履歴を分析して得点化する「信用スコア」に基づく優遇サービスの日本での萌芽(ほうが)ともいえる。

 信用スコアの活用は中国をはじめとした各国で広がっており、日本のインターネット企業各社も前向きに検討しているが、個人情報に対する国民性の違いなどから普及が進むかは未知数だ。

 「メルカリで良い評価が10個ついていれば、スマートフォンのバッテリーのレンタルが預かり金不要になるようなポジティブなイメージだ」。フリーマーケットアプリ大手のメルカリの山田進太郎会長は、メルカリの利用履歴を利用者の信用スコア算定に生かすサービスの構想について、こう語っている。

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