【日本発!起業家の挑戦】エネルギー革命にチャンス見いだす エネチェンジ会長・城口氏に聞く (1/5ページ)

エネチェンジ会長の城口洋平氏
エネチェンジ会長の城口洋平氏【拡大】

 エネルギー市場は世界中で転換期を迎えている。国内でも2016年に電力、17年に都市ガスの小売りが自由化された。過去70年間、大きな変化の見られなかったエネルギー市場だが、今から10年後には日本でも海外でもその様相は一変しているだろう。

 ENECHANGE(エネチェンジ、東京都千代田区)は日本最大級の電気とガスの比較サイトを手掛ける。城口洋平会長がそのビジネスモデルを語ってくれた。城口氏がエネチェンジを始めるきっかけとなったのは英国ケンブリッジ大学の研究機関であるが、彼は英国で起業するよりも日本で起業する方がよいとの興味深い見解を示す。

 自由化1年前に設立

 --電力自由化より前の15年4月にエネチェンジを設立したんですね。設立時には消費者が電気やガスを選ぶことはできなかった

 「そうですね。自由化の1年前に設立したのは意図的なタイミングでした。実際に法律が変わるまでに万全の体制を整えておきたかったのです」

 --なるほど。しかし、まだ存在しない市場での事業に対する投資を、どうやって呼び込んだのですか

 「ヨーロッパのエネルギー市場は08年頃までに自由化を迎えていたので、潜在投資家に対して欧州連合(EU)での市場規模の変遷を提示し、電力・ガスの切り替え用プラットフォームがいいビジネスになるということを理解してもらいました」

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