出光・昭和シェル統合実現へ 創業家が一転賛同、石油元売り3グループに (1/2ページ)

出光興産のロゴ(ブルームバーグ)
出光興産のロゴ(ブルームバーグ)【拡大】

  • 昭和シェル石油のロゴ(ブルームバーグ)

 石油元売り2位の出光興産と、同4位の昭和シェル石油が経営統合する方向となったことが27日分かった。統合をめぐっては約28%の出光株を持つ出光創業家が反対していたが、一転して賛同する見通しとなった。

 実現すれば、国内の石油元売り業界は、昨年4月に誕生したJXTGホールディングス(HD)、出光・昭シェル、コスモエネルギーHDの3グループへの集約が進む。

 創業家は、創業者の出光佐三氏(故人)の理念を守り続けることや、佐三氏の長男である出光昭介名誉会長の長男らを統合後の新会社の役員に登用することなどを要望。出光側は創業家の示した条件を受け入れる構えだ。

 一時、中断していた統合問題に関する創業家と出光の協議も既に再開しており、統合が実現する見通しが強まっている。

 統合の時期や方式は今後詰めるが、株式交換で合併する案が浮上している。新会社が発足すれば、両社の現首脳陣である出光の月岡隆会長や木藤俊一社長、昭シェルの亀岡剛社長らが経営を主導するとみられる。

 出光と昭シェルは2015年に統合で基本合意したものの、16年6月の出光の定時株主総会で出光創業家が統合反対の意向を表明。創業家は統合の決議を単独で否決できる3分の1超の出光株を持っていたが、出光が昨年7月に実施した増資で保有割合が26%程度に低下し、拒否権を失った。

続きを読む