自動車8社 5月、6社伸び 国内生産4.4%増68.6万台

 自動車主要8社が28日発表した5月の国内生産台数は、前年同月比4.4%増の68万6382台だった。新型のスポーツ用多目的車(SUV)「エクリプス クロス」が人気の三菱自動車が33.9%伸ばすなど、6社が前年実績を上回った。

 マツダもSUV「CX-5」が引き続き好調で13.5%増え、ホンダは順調な軽自動車や北米向けセダンの量産により8.6%増加した。

 SUBARU(スバル)はモデルチェンジを控えたSUV「フォレスター」の減産などで16.4%落ち込んだ。

 海外生産の合計は3.4%増の172万7959台。インドで増勢が続くスズキは16.2%増で過去最高になり、ダイハツ工業はインドネシアで増加した。

 輸出の合計は8.7%増の32万7106台だった。中東向けが伸びた日産自動車や、欧州で小型車「スイフト」が好調だったスズキなどが伸ばした一方、中型セダン「カムリ」の米国生産が軌道に乗ったトヨタ自動車は0.6%の減少だった。