中小企業経営者が生産性向上で討論 第20回東京活性化サロン

都内の中小企業経営者が自社の生産性向上の取り組みについて語る「東京活性化サロン」=東京都文京区の関東財務局東京財務事務所
都内の中小企業経営者が自社の生産性向上の取り組みについて語る「東京活性化サロン」=東京都文京区の関東財務局東京財務事務所【拡大】

 関東財務局東京財務事務所によるセミナー「第20回東京活性化サロン」がこのほど、東京都文京区の同事務所で開かれた。「中小企業の生産性向上について考えよう」をテーマに、都内の中小企業経営者5人が自社の取り組みなどを語った。

 自動車部品加工製造を手掛ける武州工業(青梅市)の林英徳取締役が生産設備の稼働状況を常時把握するためのシステム、耐震補強工事の丸高工業(品川区)の高木一昌社長がモルタルの剥離(はくり)機や静音型電動工具などを、それぞれ自社で開発していることを紹介。金型設計試作のミヨシ(葛飾区)の杉山耕治社長も「設計から成型まで1人でできる多能工の養成に取り組んでいる」と語った。

 生産性向上にITの力を取り入れている企業も多く、重量物を持ち上げる油圧ジャッキの製造を手掛ける今野製作所(足立区)の今野浩好社長が、「システム導入前に会社の白板に営業案件を全て書き出し、進捗(しんちょく)状況を共有した」と、仕事の進め方の見直しも同時に進める必要性を強調。一方、首都圏でクリーニング店を展開する喜久屋(同区)の中畠信一社長も「システム導入の必要性を私心なく説得できるかが全従業員の理解を得る上で不可欠」と述べた。

 質疑応答では、参加者から「従業員の仕事へのモチベーション(動機付け)を維持させるために工夫していることは」などの質問が出され、5人の経営者が丁寧に答えていた。