【トップは語る】東武タワースカイツリー 東京観光盛り上げ「富士山」目指す


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 □東武タワースカイツリー社長・酒見重範さん(63)

 --東京スカイツリーが誕生して6年がたった

 「当初は想定以上のお客さまに来ていただき、平日でも1~2時間、週末だと3~4時間待ちとご迷惑をおかけしたが、今は平日なら並ばずに入れるようになった。風に弱いという弱点もあり、営業を中止することも多かったが、2年前に対策工事を行い、ここ数年は450万人前後の来場者で推移している」

 --力を入れているのは

 「近年はインバウンドへの対応だ。来場する外国人の割合は当初は6.8%だったが、昨年は22.4%と増えている。2020年には東京五輪・パラリンピックもあるので、海外からのお客さまを取り込んでいくことで今の入場者を維持したい」

 --具体的には

 「何よりも知ってもらうことが重要。そのために開業当初から海外の旅行博覧会などに参加してプロモーションしてきた。アジアでは認知度は上がってきたが、欧米はまだまだ。フランスのエッフェル塔に行った際、スタッフに聞いてもスカイツリーは知られていなかった」

 --ディスコなど面白い取り組みも行っている

 「2015年に映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の公開に合わせて展示会を行ってからさまざまなコラボレーションを行ってきた。7月17日からは『ももいろクローバーZ』の結成10周年を記念したコラボ企画も実施する。ディスコやジャズライブなどスカイツリーの上で夜景を見ながらのイベントは好評だ」

 --ライバルは?

 「ライバルではないが、富士山のような存在になりたい。われわれが目指すのは東京のランドマーク、日本のランドマーク。東京タワーなど東京の他の観光施設との相乗効果で、東京観光全体を盛り上げたい」

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【プロフィル】酒見重範

 さけみ・しげのり 武蔵大経卒。1978年東武鉄道入社。レジャー事業本部部長、東武ホテルマネジメント社長などを経て、2015年6月から現職。東京都出身。