【フロントランナー 地域金融】アイザワ証券の「おもてなし規格認証」取得支援

アイザワ証券の角道専務
アイザワ証券の角道専務【拡大】

 □アイザワ証券の「おもてなし規格認証」取得支援(2)

 ■「超リテール」で他社と差別化

 アイザワ証券では、制度の認知自体が進んでいるとはいえない中、2017年から「おもてなし規格認証」を、費用もかからず集客効果を高められるツールと位置付け、地域店舗に対する取得支援活動を始めた。こうした取り組みを行っているのは金融業界ではアイザワ証券だけとされる。

 なぜ証券会社が「おもてなし規格認証」に注目したのか。アイザワ証券の角道裕司専務取締役は、大きく2つの理由があったと説明する。

 「1つは、他社との差別化につながるということ。当社は『超リテール証券』を目指して、他の証券会社にはない特徴的な取り組みを進めていますが、『おもてなし規格認証』の取得アドバイスはどの金融機関も手がけていないこともあり、お客さまとの距離を縮める絶好のツールになると考えたのです。2つ目は店舗を展開しているエリアの特性です。当社は都市部のほか、山口県や静岡県に多くの店舗があるのですが、その中には外国人のゴールデンルート(訪日外国人旅行で定番の人気ルート)からは少し外れたエリアもあります。こうした地域にある店舗でも『おもてなし規格認証』を取得していただければ、外国人観光客を呼び込むことができ、地域活性化にもつながると考えたのです」

 実はアイザワ証券では、取得支援活動を行うにあたり、まず自社で「紅認証」を取得した。そもそもアイザワ証券の社員が「おもてなし規格認証」を理解していなければ、地域の店舗に対する認証取得支援をアドバイスできないという意味があったが、これが「超リテール証券」を目指して、自社の顧客対応・サービスの品質をさらに高めるきっかけにもなったという。

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 (編集協力)近代セールス kindai-sales.co.jp