アストロスケール、人工衛星を運用へ 横浜に地上局設置

 シンガポールの宇宙ベンチャー、アストロスケールは横浜市戸塚区に、人工衛星を運用する地上局を設置した。費用は総額約1億円で、来年末に打ち上げるスペースデブリ(宇宙ごみ)を除去する衛星を運用する。

 衛星とデータをやりとりする直径3.7メートルのパラボラアンテナは、3階建てのビル屋上、海抜40メートルの場所に設置した。

 アストロスケールの岡田光信創業者兼最高経営責任者(CEO)は「衛星にとって通信インフラは生命線。自前で地球局を持ち、技術やノウハウを蓄積することは宇宙ビジネスにとって大切なことだ」と語った。