19年ぶりの軽商用バン、ホンダ「Nシリーズ」で投入

新型の軽商用バン「N-VAN」を紹介するホンダの寺谷公良執行役員(右)と本田技術研究所の古舘茂開発責任者=12日、東京都港区
新型の軽商用バン「N-VAN」を紹介するホンダの寺谷公良執行役員(右)と本田技術研究所の古舘茂開発責任者=12日、東京都港区【拡大】

 ホンダは12日、軽自動車の新型商用車「N-VAN(エヌバン)」を13日に発売すると発表した。荷物の積み降ろしの利便性を高めるため、軽商用バンで初めて助手席側の柱(ピラー)を取り除いた。ホンダの軽商用バンの新型は平成11年発売の「アクティ・バン」以来19年ぶり。

 エヌバンでは助手席のドアとスライドドアを全開にすると幅1580ミリ、高さ1230ミリという大きな開口部が実現。運転席以外のシートを畳めば床に段差のない空間をつくることもでき、「移動店舗」として活用できるほか、バイクや釣り道具なども楽に積み込める。月間販売目標は3千台。希望小売価格は126万7920~179万9280円。

 ホンダの寺谷公良執行役員は「軽乗用車としての優れた性能も備えているため、快適な運転を求める配送業者に喜んでもらえる」と話している。