ダイヘン、EVからビル・工場に電力供給のシステム開発

 ダイヘンは11日、東京電力エナジーパートナー(EP)と共同で、電気自動車(EV)の充放電器と定置式の蓄電池(容量50キロワット時)を一体化し、ビルや工場に電力を供給するシステム「V2Xシステム」を開発したと発表した。複数のEVから電力を調達することが可能で、災害時には非常用電源として使い、平常時は電力のピークカットに活用できる。東電EPが企業や自治体の事業継続計画(BCP)対策用として公共施設やオフィスビル、商業施設などに売り込み、ダイヘンは2年後に約10億円の売上高を目指している。