【西日本豪雨】クラウド募金に授乳服… 被災地支援にベンチャー動く

 死者が14府県で200人を超え、約6千人が避難生活を余儀なくされている西日本豪雨で、ベンチャー企業も被災地への支援に動き出した。ウェブサイトでの募金活動や、試作品販売で得た収益の寄付など、それぞれの持ち味を生かす。各社とも共通するのは、「少しでも被災地の役に立ちたい」との思いだ。

 インターネットで資金を募るクラウドファンディングを手がけるマクアケ(東京都渋谷区)は8日に自社のサイトで支援募金の受け付けを開始。ネット募金の受け付けは平成28年の熊本地震に続き2回目で、「自社の経営資源を生かせば迅速に寄付を集められるのでは」と思い立ったという。募金は30日までだが、100万円の目標額に対し既に約900万円が集まった。

 婦人服企画販売のアユワ(同港区)は、ワンピースの製作過程でできた試作品を販売し、収益を被災地に送る。生地代など材料費を除いた全額を、義援金として日本赤十字社を通じて寄付する。

 自社製品を支援物資として送る動きも出ている。授乳服販売のモーハウス(茨城県つくば市)は岡山県助産師会に外から胸が見えない授乳服約50着を送った。光畑由佳社長は大きな被害を受けた同県倉敷市出身で、避難所では乳児のいる母親が人目が気になって落ち着いて授乳ができないと聞いたのがきっかけだ。光畑氏は自身のブログに、平成23年の東日本大震災の時に紹介した非常時の母乳育児の注意点などをまとめた記事の再掲載もしている。

 このほか、駐車場予約アプリのakippa(あきっぱ、大阪市西区)も、広島市南区のマツダスタジアムなど3スタジアム周辺の契約駐車場を1日10円で利用できるようにした。