トヨタ自動車グループの部品メーカー、ジェイテクトは13日までに三重県伊賀市の同社試験場で、自動運転に対応した電動パワーステアリング装置を報道陣に公開した。運転手がハンドルを握っているかセンサーで検知し、手を離すと自動運転に切り替える。2020年をめどに自動車メーカーに納入する準備を進めているという。
テストコースでの試乗では、ハンドルから手を離してもカーブを曲がり、ハンドルを再び握ると自分で運転できる状態に円滑に切り替わった。
油圧式が主流のスポーツ用多目的車(SUV)など大型車に電動パワーステアリングを搭載できるようにする補助電源システムや、ハンドル操作に対する反応を良くする高性能ベアリングを使った車両も公開した。