AI見守りサービスを海外展開 Bsize、韓国のSKテレコムと実証実験 (1/2ページ)

家電ベンチャーのBsizeの見守りサービスに使う小型電子タグと位置を示すスマートフォンの画面。メールでの通知以外にも、移動経路を画面の地図上に示せる
家電ベンチャーのBsizeの見守りサービスに使う小型電子タグと位置を示すスマートフォンの画面。メールでの通知以外にも、移動経路を画面の地図上に示せる【拡大】

 家電ベンチャーのBsize(ビーサイズ、横浜市港北区)は、人工知能(AI)見守りサービス「GPS BoT」の海外展開に向けた準備を始めた。

 7月から韓国通信大手、SKテレコムとの協業により、半年間にわたり現地の15家族を対象にした実証実験を実施。使い勝手やサービス面で問題がなければ、2019年中にもサービスを始める考え。

 八木啓太代表は「中国や欧米などでの展開も視野に置きたい」と話している。

 GPS BoTの小型電子タグは、大きさが縦、横が5センチ、厚さ1.9センチ、重さ46グラム。かばんの中などに入れて使う。GPS(衛星利用測位システム)、公衆無線LAN(構内情報通信網)、そしてNTTドコモの携帯電話回線を活用し、小型電子タグの所在地を逐次検知。その情報をNTTドコモのサーバーに蓄積。AI(人工知能)を使って、移動経路などを分析し、居場所をメールで知らせてくれる。2、3時間の充電で最長1週間は電池がもつという。

 韓国ではNTTドコモのローミング(相互乗り入れ)先となるSKテレコムの回線を利用する。日本に比べて国土が狭い韓国では、携帯電話の基地局がより密集していることから、八木代表は「最初の海外進出先として念頭に置いていた」と話している。

続きを読む