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ベンチャーとローソン、弁当など宅配ロボが自動配達する実証実験

 自動運転技術ベンチャーのZMPとローソン、慶応大SFC研究所は19日、自動運転で走行する宅配ロボット「CarriRo Delivery(キャリロデリバリー)」を使い商品を消費者に配達する実証実験を同大湘南藤沢キャンパスで始めたと発表した。

 宅配ロボ(幅65センチ、長さ95センチ、高さ96センチ)は人工知能(AI)を搭載し、カメラやレーザーセンサーで周囲を認識しながら最大時速6キロで無人で自律走行する。最大50キロの荷物を積載可能で、5センチの段差も乗り越えられるのが特長。搬送車に見えない親しみやすいデザインを採用した。

 実験では利用者はまずスマートフォン・アプリを使ってローソンの弁当などを発注する。店員が品物をロッカー部分に載せた後、無人の宅配ロボがユーザーのもとに配送する流れだ。

 宅配ロボは公道を走行できないため実験は同大構内限定で行う。来年2月20日まで実験を続け、課題を洗い出す。将来的に、コンビニが少ない地方での活用が見込まれるという。

 谷口恒(ひさし)ZMP社長は「量産は来年秋を予定する。国内外の10~20社との契約を目指す」としている。

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