中西新体制、本格始動 「経済界、変化に負けぬスピードで」 経団連夏季フォーラム閉会 (1/2ページ)

記者会見する経団連の中西宏明会長(右)と岡本圀衛副会長=20日、長野県軽井沢町
記者会見する経団連の中西宏明会長(右)と岡本圀衛副会長=20日、長野県軽井沢町【拡大】

 経済界の首脳が集まり、不安定な国際情勢への対応と、新たな経済社会「Society(ソサエティー)5.0」実現をテーマに開かれた経団連の夏季フォーラムは20日、取りまとめの全体討議を行い、閉会した。中西宏明会長体制で初開催となったが、議論に直結する形で講演者も自ら選び、課題に対して「すぐにアクションを起こす」と明言するなど、「中西色」と強いリーダーシップを印象づけた。

 初の「行動宣言」

 経団連の夏季フォーラムは、長野県軽井沢町の軽井沢プリンスホテルで2日間の日程で開かれた。

 閉会にあたり、今回初めて「経団連行動宣言」が出され、中西会長は会見で、「課題を明確に設定し、宣言にふさわしい本音の議論ができた。時代の変化をとらえて行動するには、宣言は外向きにも内向きにも重要」と語った。さらに、「政治、行政がどうでなく、経済界も遅い。変化に負けないスピードでやっていかなければいけない」とした。

 5月末に就任し、会長として初めて臨んだフォーラムだが、最重要課題のソサエティー5.0の分野では、デジタル革新を牽引(けんいん)する日立製作所の会長でもあり、「デジタル化対応の議論をリードし、取りまとめていくにはまさに適任」(出席者)と信頼も厚い。

続きを読む