グーグル、5年内に新スマホOS アンドロイドから「フクシア」に切り替えを検討 (2/2ページ)

米グーグルの本社ビル前にあるモバイル端末用基本ソフト(OS)「アンドロイド」のマスコット=米カリフォルニア州マウンテンビュー(ブルームバーグ)
米グーグルの本社ビル前にあるモバイル端末用基本ソフト(OS)「アンドロイド」のマスコット=米カリフォルニア州マウンテンビュー(ブルームバーグ)【拡大】

 アップルがOSの最新版を発表すれば、多くのアイフォーン利用者は迅速に更新するが、アンドロイドの利用者の更新率は10%を下回る。つまり、グーグルの最新サービスはごくわずかなアンドロイド携帯利用者にしか浸透していないことになる。

 工程表は未承認

 関係者によれば、ピチャイCEOはフクシアプロジェクトを社内的には支持しているという。しかし、同CEOとアンドロイドとクローム両OSの責任者であるヒロシ・ロックハイマー氏はまだフクシアのロードマップ(工程表)を承認していない。

 現在、100人余りがフクシアのプロジェクトに従事しているが、グーグルはこの新OSをどう活用するかをまだ公表していない。

 アンドロイドは韓国のサムスン電子やLG電子、中国の華為技術(ファーウェイ)など、多くのハードウエア提携先や開発者のほか、多額のモバイル広告を支えており、クロームも同様に多くの学校や組織が利用している。こうした背景から、現行のOSを見直す計画について、両幹部は慎重に動かざるを得ない。

 また、アンドロイドは当局の精査、法廷闘争の対象にもなっており、同OSに何らかの変更を加えた場合には厳重な監視につながるといった課題もある。(ブルームバーグ Mark Bergen、Mark Gurman)